
離婚調停当日の流れが知りたい!
初めての離婚調停では、
などなど、たくさん気になることがありますよね。
この記事では、そういった点を解説しながら、当日の流れについてお伝えしていきたいと思います。

実際の経験談だからイメージしやすいよ!
初回の離婚調停について詳しい内容が知りたい方は、こちらの記事もどうぞ

書いた人
離婚調停経験者。お金がなかったので弁護士さんには依頼せず、自力で離婚調停を成立させました。その際に得られた知識や経験をもとに役立つ情報発信中です!
離婚調停当日の流れって?

実際どういう風に進んでいくの?
ざっくり説明すると、当日はこのような流れになっています。
順に見ていきましょう。
1、裁判所に着いたらまずは受付!

受付もしくは書記官室に行き、調停に来たことを伝えます。裁判所から送られてきた呼び出し状(期日通知書)を見せるとスムーズです。この際に身分証明書が必要な場合もあります。
また、裁判所によっては受付をせずに直接待合室で待つところもあるようです。

管轄の裁判所によってやり方が違うから注意だよ!
書記官室の場所や受付方法など、初めてでわからない場合は裁判所の職員の方に聞きましょう。
弁護士さんとかでなければ、裁判所に慣れている方ってそうそういないですよね。私が聞いた時も、職員の方が慣れた様子で教えてくれました。
注意:相手と受付場所は一緒です
申立人と相手方の待合室は別々ですが、受付場所は同じです。同じ日に調停をしている以上、廊下やトイレなどですれ違う可能性があります。相手と顔を合わせたくない場合、早く来るなど工夫をしましょう。
また、特別な事情がある場合(=裁判所が2人が接触するのを避けた方がいいと判断してくれた場合)は受付時間をずらすなどの配慮をしてくれます。
裁判所にどうしても会いたくない旨を伝え、相談してみましょう。

私も相手がDVモラハラ夫だったので、受付時間を30分ずらす対応をしてくれていました。
2、調停が始まるまでは待合室で待機

受付が終わると、待合室で待つように指示されます。
待合室は複数あり、どの待合室で待つかは裁判所の指示に従います。他の調停に来ている方も同じ待合室なので、混雑している場合もあるようです。

私は地方都市の裁判所だったので、日によっては誰とも会わない時もありました。
待合室の雰囲気は?
待合室の中は、病院や空港の待合室のようなイスが置いてあるだけの部屋です。(裁判所によって違いはあります)
イメージはこんな感じです。

待合室では、スマホをいじったり本を読んだりして過ごしている人が多いです。弁護士同伴の方は、次の話し合いに向けての打ち合わせをしたり、資料の確認をしている人もいました。

私は話し合いした内容をスマホでまとめたり、シンママさんのブログを見て元気をもらったりしていましたよ!
待合室で待っていると、調停委員さんが呼びに来るので、待合室から調停室に移動します。
名前では呼ばずに番号で呼ばれる場合もあります。その場合は受付の際に言われると思うので、自分の番号をしっかり覚えておきましょう。
かなりの長時間待つこともある
調停は自分と相手が交互に話をするため、待ち時間が長時間になることも多いです。また、調停委員さんと裁判所の職員の方との打ち合わせなどもあり、場合によっては1時間以上待つこともあります。
最初は緊張して何も手につかないかもしれませんが、慣れてくると暇でどうしようもないなんてことも…

時間をつぶせるものは持って行った方がいいよ!
3、話し合いの開始


いよいよ話し合いの開始です!
調停委員さんに呼ばれたら調停室へ入り、話をします。話し合いは自分と調停委員さん2人の計3人で行うのが基本です。
子どもの親権者や面会交流についても問題になっている場合、調査官と呼ばれる方が同席することもあります。私の場合もよく同席されていました。
調停室の様子は新潟家庭裁判所のページが参考になります。
8. 第1回調停のはじまりー裁判所
(実際に私が話し合いをした調停室も、まさにこんな雰囲気でした。)
初回の離婚調停では手続き説明があります
初回の離婚調停では、最初に裁判所からの手続き説明があり、基本は相手と同席して話を聞くことになっています。この際は、裁判所書記官の方が同席します。
ちなみに裁判官の方は審判に移行するときや離婚調停が成立するときなど、超重要場面までお会いすることはありません。
初回の手続き説明の内容は、離婚調停の流れや決まりについて簡単に説明を受けるもので、数分程度で終わります。
相手と顔を合わせると精神的に負担がかかるなど、同席が難しい場合は、個別に説明を受けれるように配慮してくれると思います。

私もどうしても同席したくないことを伝えていたので、個別に説明をしてくれました。
その後は、30分程度話をして相手と交代となり、自分は待合室に戻ります。そして再度調停委員さんに呼ばれるまで待つことになります。その日の話し合いがある程度まとまるまで、これを繰り返します。
基本はトータル2時間くらいで終わる場合が多いです。
ですが、相手がやっかいなタイプでいつまでも自分の主張をしていたり、聞き取りに時間がかかったりなどして、1時間近く一方に時間がかかる場合もあります。
自分と相手をくらべて話し合いにかかる時間割合が違うこともありますが、おろそかにされているわけではないので安心してください。
その日によって調停にかかる時間はバラバラ
その日にまとまりそうな事柄が多かったり、反対に相手がごねていたりなどして3時間以上かかる場合もあります。
反対にその日にやれることが全然なく、1時間もしないで次回期日に持ち越しなんてことも。

そんなときは正直え~!せっかく来たのに~!という気持ち…
どちらになっても困らないように、時間には余裕をもって行きましょう!
4、次回の離婚調停期日の決定

予定されていた時間になったり、次回以降でないと結論が出ないような場合は、その日の調停は終わりになります。次の調停期日を決めて、続きは次回期日に話し合うことになります。
次回期日は、家庭裁判所が調停を行っている時間と曜日の中で、自分と相手の予定や調停委員さんの予定、弁護士さんがついている場合はその予定を調整して決めます。
おおむね1ヶ月に1回のペースで進んでいくことが多いようです。ここで調整が上手くいかないと次回期日がどんどん先になってしまうので、なるべく合わせるようにしましょう。
相手に会いたくない人は帰りも気をつけて!
調停期日が決まったら、どちらかが先に調停を終了し、帰り次第もう一方が終了といったように、時間をずらして終わりにするというかたちが多いようです。

私もよく「旦那さん話し中だから今のうちに急いで帰りなー!」などとご配慮いただいてました。笑
ですが、駐車場や駅までの道で相手と遭遇する可能性もあるので、相手と絶対会いたくないと思っている人は気をつけましょう。
【離婚調停当日の流れ】のまとめ
当日の流れがわかっても、緊張する気持ちは変わらないと思います。
ですが、知っているだけでも少しは落ち着いて当日を迎えられるのではないでしょうか。
実際の離婚調停初回の雰囲気や様子が知りたい方はこちらの記事もおすすめです。

あなたの離婚調停が無事に成立するように、応援しています!