離婚で名字はどうなるの?旧姓に戻す方法と戻さない方法

悩むクマさん
悩むクマさん

離婚したら私の名字はどうなるの?

結婚によって名字が変わった人が離婚する場合、離婚後の名字や戸籍を自分で選ぶことが出来ます。

この記事では、

  • 離婚時に選べる名字の種類
  • 名字を変えない場合と旧姓に戻す場合のメリット・デメリット
  • 離婚時に選んだ名字を後から変更する方法
  • 将来再婚する場合の注意点

について解説していきます。

りりさん
りりさん

実際に結婚・離婚・再婚を経験して、名字を3回変えた私が書いています!

はじめての方でもわかりやすいように、なるべく難しい言葉は使わず、ところどころ用語の説明を入れながら解説しています。

離婚後の名字について悩んでいる方や、離婚後の名字を変える方法・変えない方法が知りたい方は参考にしてみてください。

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離婚したら名字は選ぶことができる

結婚によって名字が変わった人が離婚をする場合、離婚後の戸籍を自由に選ぶことができます。

喜ぶクマさん
喜ぶクマさん

配偶者の意思は関係ないよ!

離婚後に選べる戸籍は、

  1. 旧姓に戻り親の戸籍に入る
  2. 旧姓に戻り新しい戸籍をつくる
  3. 婚姻時の姓のまま新しい戸籍をつくる

の3種類です。

そもそも戸籍や名字って?

結婚すると、夫婦2人だけの新しい戸籍ができます。同じ戸籍に入っている人は必ず同じ名字でなければならないため、夫婦はどちらかの名字を選び、同じ名字を名乗ることになります。夫婦に子どもが産まれると子どもはその戸籍に入るため、子どもの名字も同じものになります。

離婚をすることで、夫婦の戸籍は別々になります。名字を変えない場合でも、戸籍は別々のものになります。わかりにくいのですが、同じ山田さんでもクラスメイトの山田さんとは家族ではないのと同じで、離婚後に同じ名字を名乗っていたとしても、元配偶者とは別々の山田さんになるということです。

離婚時に子どもがいる場合で、その子の名字や戸籍を配偶者から自分のものに変えたい場合は、別に手続きをする必要があります。(※後述します。)

1、旧姓に戻り親の戸籍に入る

旧姓に戻る場合、離婚前に入っていた親の戸籍に戻ることができます。一般的には、子どものいない妻が離婚した場合に選ぶことが多い方法です。

シングルマザー(シングルファーザー)になる場合はこの方法を選ぶことは出来ません。戸籍には、親と子の二世代までしか入ることができないという決まりがあるからです。簡単に言えばおじいちゃんと孫が同じ戸籍に入ることはできないということです。

手続き方法
  • 離婚届に「婚姻前の氏にもどる者の本籍」という欄があるので、そこの「もとの戸籍にもどる」にチェックを入れます。
学ぶクマさん
学ぶクマさん

離婚届のサンプルは法務省のホームページから見られるよ!※pdfが開きます

2、旧姓に戻り新しい戸籍をつくる

旧姓に戻る場合でも、親の戸籍に戻らずに自分で新しく戸籍をつくることができます。新しい戸籍の本籍地は自分で自由に選ぶことができます。

喜ぶクマさん
喜ぶクマさん

親と同じ本籍地の住所でもいいし、ディズニーランドでもOK!

一般的には、シングルマザーになる人が選ぶ場合が多い方法ですが、子どもがいない場合でも自分だけの戸籍をつくることはできます。

手続き方法
  • 離婚届に「婚姻前の氏にもどる者の本籍」という欄があるので、そこの「新しい戸籍をつくる」にチェックを入れ、希望する本籍を記入し、筆頭者の氏名を自分の名前にします。

3、婚姻時の姓のまま新しい戸籍をつくる

離婚後も元配偶者の名字を名乗りたい場合は、婚氏続称(こんしぞくしょう)の手続きが必要です。前述した通り、名字が同じままでも元配偶者とは別々の戸籍になります。

手続き方法
  • 婚氏続称の手続きを離婚届の提出と同時にする場合は、離婚届の「婚姻前の氏にもどる者の本籍」という欄には何も書かず、「結婚の際に称していた氏を称する届」を市役所でもらい提出します。

結婚した時に相手が名字を変えたため、自分の名字が変わらなかった人は、離婚時に名字や戸籍に関してする手続きはありません。また、離婚の際に相手が名字を変えるか変えないかについての決定権は一切ないため、自分の名字を名乗り続けてほしくないと思ってもそれは出来ません。

そもそも同じ名字(木村さん)だったとしても、職場の木村さんと元配偶者の木村さんとスマップのキムタクとあなたが木村さんなことは、法律上はすべて違う木村さんです。元配偶者が木村さんのままでいたとしても、あなたの木村さんではなくみんなの木村さんです。

子どもの名字はどうなる?

離婚をすれば両親の名字や戸籍は別々になりますが、子どもの名字や戸籍は手続きをしなければ変わることはありません。名字を変えない場合でも、戸籍を変えるならば手続きは必要です。

詳しくはこちらの記事にまとめました!
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名字を変えるメリット・デメリット

離婚したら名字は絶対戻したい!という人もいれば、様々な事情でそのままにしたい人もいますし、離婚後に名字を変えるかは人によって価値観の分かれるところでもありますよね。

ここでは名字を変える場合、変えない場合それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。

1、離婚によって旧姓に戻す場合

旧姓に戻す場合のメリットは、やはり元配偶者の名字を名乗る必要がないことです。

りりさん
りりさん

私も元夫の名字なんて絶対名乗りたくない!という気持ちのみで名字を旧姓に戻しました!

法律上も、本来は名字を旧姓に戻すのが当然とされています。名字を変えることで気持ちに区切りもつきますし、元配偶者とは赤の他人になったという実感もうまれると思います。また、あなたが旧姓に戻ったことで、元配偶者にも同様の気持ちが湧くでしょう。

デメリットとしては、周りに離婚がバレることや名義変更などの手続きが大変だということが挙げられます。手続きに関しては、結婚した時を思い出してもらえればどの程度労力がいるかはイメージできると思います。また、名字を変えない場合でも必要な手続きはたくさんあります。

離婚がバレるのが嫌だ!というように離婚をネガティブに考えている場合は、名字を旧姓に戻すことに抵抗があるかもしれません。ですが、実際周囲が気にするのは最初だけです。実際に名字を変えるかは自分次第ですが、周りの偏見が心配で名字を変えたくない人は、気にしすぎなくてもいいかと思います。

2、離婚しても名字を変えない場合

離婚しても名字を変えないメリットは、一見すると何も変わらないということです。

職場の同僚や子どもの保護者程度であれば、自分から言わない限り離婚の事実がバレることもないでしょう。周囲に離婚を伝えたくない人や自分から頃合いを見て伝えたいという人は、名字を変えない方が良いことも多いと思います。

名義変更などの手続きに関しては、旧姓に戻る場合よりは少ないですが、名字を変えない場合でもしなければならないことは多いです。夫の扶養に入っていた場合やお子さんがいる場合、離婚によって住所が変わる場合などは、それに応じて手続きも増えていきます。

デメリットとしては、元配偶者の名字を使い続けることが苦痛になるということです。

自分から進んで名字を変えない選択をした場合は問題ありませんが、子どもへの配慮や仕事の関係などでやむを得ず選んだ場合は、もどかしい気持ちを残したまま日々の生活を送ることになります。

たかが名字と言えども、日々の生活で名前を呼ばれるたびに嫌な気持ちになるのはあまり良いものではないですよね。

りりさん
りりさん

私は別居期間が長かったので、その間は夫の名字で呼ばれることに抵抗がありました…

また、名字を変えないままだと、夫婦それぞれの親や再婚相手などからあまり良く思われないということもあります。やはり離婚をしたら名字を変えるのが、縁を切った証拠のように思われている現状はあると思います。

子どもがいる場合

名字を変える変えないで悩む理由のひとつとして、お子さんがいる場合があると思います。子どもがまだ小さかったり反対に成人していたりすればそこまで悩むことはないかもしれませんが、思春期の場合は子どもの意見を尊重するべきなのかなと思います。

お子さんが周りの目を気にして名字は変えたくないという場合もありますし、反対に全然気にしないタイプの子もいるでしょう。お子さんが成人するまでは夫の名字をそのまま名乗り、成人してから妻の旧姓に変えるという方も少なくありません。

いずれにしても子どもだからと決めつけるのではなく、しっかりと子どもの意見を聞く必要があると思います。子どもは小さくても親の気持ちが伝わり気を遣ってしまう場合もあるので、自分の好きなように決めていいことを繰り返し伝えてあげられるといいと思います。

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離婚時に選んだ名字は変えられる

実際に選んだ名字で生活するうちに、やっぱり名字を変えたい!もしくは戻したい!と思うこともあるかもしれません。

そういった場合でも、離婚時に選んだ名字を後から変えることは可能です。

1、離婚時に旧姓に戻った場合

離婚時に旧姓を選択した人がやっぱり婚姻時の名字を名乗りたい場合は、3ヶ月以内であれば「結婚の際に称していた氏を称する届」を市役所でもらい提出するだけで済みます。

3ヶ月以降であれば、管轄(=自分の住所地にある)の家庭裁判所に「氏の変更許可」の申し立てをします。この場合は、必ず名字の変更が認められるわけではなく、やむを得ない事由が必要とされています。

やむを得ない事由については、やっぱり嫌だ!という気分次第で認められるものではなく、日常生活で実際に不都合がある理由を伝え、裁判所にそれを認めてもらう必要があるということです。

離婚時に旧姓に戻り親の戸籍に入った場合は、名字を変える前に自分を筆頭者にした新しい戸籍をつくる必要があるので、該当する人は先に市役所で手続きをしておきましょう。

学ぶクマさん
学ぶクマさん

氏の変更許可については裁判所ホームページに詳しく載っています!

2、名字を変えなかった場合

離婚時に婚氏続称の手続きをして、婚姻時の名字をそのまま名乗っていた人が旧姓に戻したい場合は、期間に関わらず家庭裁判所で「氏の変更許可」の申し立てをする必要があります。

子どもが学生のうちは夫の名字をそのまま使っていたけれど、社会人になるのを機に親子で妻の旧姓に戻す場合などによく使われます。この場合もやむを得ない事由が必要とされていますが、ほとんどの場合で問題なく認められているようです。

3、手続き後の流れ

どちらの場合でも裁判所で無事に名字の変更が認められたら、「審判書の謄本」が交付されます。その後に裁判所に「確定証明書」の交付を申請します。それらをお住まいの市役所に「氏の変更届」と一緒に提出して手続きは終わりです。氏の変更届は、市役所でもらうことができます。本籍地でない場合は、戸籍謄本が必要なこともあります。

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将来再婚する場合の注意点

離婚の際に旧姓を選んだ人が再婚する場合は特に気にすることはありませんが、離婚後も婚姻時の名字をそのまま名乗っていた人が再婚する場合は注意が必要です。

というのも、名字を変えずに再婚してその後に再び離婚した場合、旧姓に戻ることはできないという決まりがあるからです。

具体的な例で書くと、

山田花子さん(妻)と木村一郎さん(夫)が結婚して妻は木村花子さんになる→2人は離婚、花子さんは旧姓に戻らず木村のままでいることにする→木村花子さん高橋二郎さんと再婚して高橋花子さんになる→2人は離婚、この時選べる名字は「木村」「高橋」「山田」は選べない

となります。

驚くクマさん
驚くクマさん

戸籍難しい…!

二度の離婚を経験する人はそう多くはないかもしれませんが、自分がそうならない可能性もゼロではありません。離婚の際にどちらの名字を選ぶかは、今後の将来設計も考えて選択する必要があります。

厳密に言えば、この場合でも「氏の変更許可」の申し立てを家庭裁判所にして旧姓に戻すことはできますが、認められない可能性があるため、あまり現実的ではありません。

再婚時の子どもの名字

再婚時に連れ子と養親が養子縁組をする場合は、養子縁組の手続きをすれば子どもの戸籍と名字は養親と同じものになります。養子縁組をしない場合は、「子の氏の変更の許可」の申し立てを裁判所にして、市役所に「入籍届」を提出することで再婚相手と連れ子が同じ名字と戸籍になります。

どちらの手続きもしない場合は、子どもと両親の戸籍や名字は別々になります。お婿さんとして再婚相手に来てもらう場合は、婚姻届の手続きだけで全員が同じ戸籍に入ることができます。養子縁組をする場合、養子縁組の手続きは別に必要です。

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離婚した時の名字のまとめ

  • 離婚後の名字は自由に選ぶことができる
  • 離婚後でも名字を変更することは可能
  • 将来のことも考えて名字は決めるべし

離婚時に選んだ名字を後から変えることはできますが、必ず認められるわけではありません。離婚の際にどちらの名字を選ぶかは、慎重に考える必要があるでしょう。

また、名字を旧姓に戻すかそのまま名乗るかには、それぞれのメリット・デメリットがあります。自分に合った方法はどちらなのかをよく考え、離婚の際や将来悩む必要がないように、離婚前からしっかり考えておけるといいと思います。

りりさん
りりさん

納得のいく選択ができるように応援しています!

本日はここまでです。お読みいただきありがとうございました。

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