
モラハラ夫とは離婚できないのかな…?
モラハラ夫との離婚を考えている方であればお気づきとは思いますが、モラハラ夫とは結婚生活を送るのも大変だけど離婚をするのも大変なんです。
この記事を読んでいる方の中にも、
という方もいるのではないでしょうか。
私もモラハラ夫と離婚をしたひとりですが、離婚を考え始めて別居をするまでに1年、別居をしてから離婚をするまでに1年半かかりました。

振り返ると長い道のり…!
ですがモラハラは精神的暴力。
被害者であれば1日でも早く夫から逃れたいと思うのは当然のことですよね。
私もその時は必死でしたが、振り返るとこうすればもっと早く離婚できたかも!と思うことがたくさんあります。
そこでこの記事では、
についてまとめました。

今すぐできることもたくさんあります!
モラハラ夫と離婚できない…と悩んでいる人は参考にしてみてください。
モラハラ夫が離婚をしてくれない理由

「気に入らないなら出ていけ!」「お前の顔なんて見たくない」「誰の家だと思っている」
など、言葉だけ聞いていると今すぐ離婚してくれそうなモラハラ夫ですが、実際に妻から離婚を切り出すと頑なに離婚を拒否するケースがほとんどのようです。

モラハラ夫はなんで離婚をしてくれないんだろう?
モラハラ夫が離婚してくれない理由は夫のタイプにより変わってきますが、
などの理由が考えられます。

モラ夫の脳内はやはり謎です…
モラハラは心の病気であるとも言われますし、モラハラ加害者は自分に自信がなく自己肯定感が低い人が多いです。
そのため普段の生活ではジャンプの主人公並みに自己肯定感が高い発言を繰り返しますが、心の中は不安で不安で仕方ないのです。
自分より弱い立場だと考えていた妻だったからこそ、暴言を吐いたり傷つけることで自分の自信を保ってきました。その妻が自分のもとから離れていくと思うと、モラハラ夫にとっては恐怖で仕方ないでしょう。
離婚を切り出したときのモラハラ夫には、
「反省するからもう一度やり直してくれ」と泣いて謝るタイプ
「俺がいなくて生きていけるわけないだろう」と最後まで威圧的なタイプ
といった2種類のタイプが考えられます。
どちらにしてもあなたを本当に愛しているから言っているわけではなく、自分を守るための発言だということは理解しておきましょう。

離婚を切り出したことで一時的にモラハラが収まることもありますが、妻が自分の支配下に戻ると分かればまた元通りです!
モラハラ夫と離婚するための対処法

なかなか簡単に離婚ができないモラハラ夫ですが、かといって一生このままなんて絶対に嫌ですよね。
ここでは、本気でモラハラ夫と離婚をしたいと思ったときに必要な対処や準備についてまとめました。
- モラハラの証拠を集める
- 新生活の準備をする
- 別居の準備をする
- 離婚調停の準備をする
- 離婚条件を把握しておく

出来ることからやってみましょう!
1、モラハラの証拠を集める
モラハラ夫と離婚するのに一番重要なのは証拠集めだと思います。
というのも、モラハラは証拠の残るDVや浮気などとは違い第三者への証明が難しいからです。
話し合いで解決するにしても、夫にモラハラの事実を改めて認識してもらうことや、周りや家族にモラハラがあった事実を伝え離婚を納得してもらうこともできます。
など、どのようなものでも構わないので今から証拠を残しておきましょう。

印刷できるかたちで残すと証拠として使いやすいよ!
日記の書き方のコツ
日記やメモを書く際は、日時や天気などを書いて信憑性を高めると効果的です。

夫に見つかるのが怖ければクラウド上に保存できるアプリなどもおすすめ!
その他にも、
なども証拠として有効です。
私は夫に行動を監視されていたので難しかったのですが、自由に動ける状態であればどこかしらに相談することは重要だと思います。
実際には血だらけになるまで殴られないと何もしてくれないかもしれませんが、相談した事実は残りますし、良い支援先が見つかれば何らかの対処をしてくれる可能性もあります。

気負いせずどんどん周りに頼ろう!
2、別居の準備をする
一般的な離婚の流れのように、
離婚を決意 → 夫に伝える → 離婚合意 → 別居 → 離婚
なんてスムーズにいくことは、モラハラ夫との離婚では通常あり得ません。(断言)
そればかりか離婚を切り出した後も一緒に暮らしていると、妻をさらに束縛しようとしてモラハラがエスカレートする可能性があります。
などの事例もあるようです。

一歩間違えれば命の危機も!
そのため、離婚を伝えるよりも前に別居をする前提で動くことをおすすめします。
住む場所を確保する
一時的でもいいので、実家や賃貸など住む場所を確保しましょう。モラハラ夫とは物理的に離れることが、心の安定のためにも命の安全のためにも重要です。
どうしても住居を探すのが難しい場合、DVシェルターを利用することもできます。
※モラハラは精神的DVに該当します。
仕事をする
離婚問題で精神的につらい中ですが、現在働いていない人は、とにかく仕事を探すことから始めましょう。仕事をして収入を得られなければ、離婚ができたとしても生活をしていくことができません。
別居先が遠方であったり、夫の束縛や経済的DVなどで就職活動が難しいのであれば、別居してすぐに働き先を見つけられるようにしておきましょう。

求人情報を見るだけでもしておこう!
個人的には、派遣会社に登録してみるのもいいと思います。
派遣であれば場所や期間も選びやすく時給も高めなところが多いです。比較的採用もされやすいので、一時的に働いて落ち着いてから、あらためて希望の仕事を探すといいと思います。

離婚問題で大変な中でも精神的負担になりにくい!

3、逃げる準備を万全にしておく
先ほどの別居準備と少し重なるところはありますが、モラハラ夫と別居する際には夫の同意を得られないことも少なくありません。
夫に別居を提案しても受け入れてくれないため、仕事などでいない隙にこっそり家を出る場合などがあります。そもそも簡単には離婚できないモラハラ夫なので、簡単に別居ができないのも当然かもしれません。

いわゆる昼逃げです!
モラハラ夫と別居をしたら、今の家には一切戻ってこないつもりで準備をしましょう。
などの事例もあります。
そうならないためにも、少しずつ逃げる準備を万全にしておきましょう。
などはいつでも持ち出せるようにしておくといいと思います。

自分や子どもが大事にしている物もあると嬉しいね!
別居先が決まっているのであれば少しずつ荷物を運んだり宅配便で送ってもいいですし、トランクルームなどを借りる方法もあります。最小限に納めるのであれば、当日に自家用車やタクシーに積んでもいいでしょう。
家具や家電も持ち出せたらいいですが、夫に無断で持ち出すことでトラブルになる可能性もありますし、なくてもお金で買えるものは諦めた方が無難だと思います。

モラハラ夫はモノやお金への執着も強いので注意!
別居と同時に連絡を絶つと、捜索願を出されたり会社や子どもの学校に乗り込まれる事態になりかねないので、置き手紙やLINEなどは残すようにしましょう。
4、離婚調停の準備をする
夫婦の話し合いで離婚に合意できればそれが一番ですが、モラハラ夫との離婚ではそれが難しいから離婚ができない…となるんですよね。

話し合いなんてできないのがモラハラ夫です!
離婚には合意できても、条件はすべてモラハラ夫の言いなりになってしまった…という可能性もあります。
そういったときに利用できるのが離婚調停です。
第三者に間に入ってもらい夫と顔を合わせずに離婚の話し合いができるので、モラハラ夫との離婚にはおすすめの方法ですが、難点として時間がかかってしまうことが挙げられます。
離婚調停は通常申し立てをしてから初回の離婚調停までに1ヶ月以上かかり、その後は1ヶ月に1回のペースで進んでいきます。

今はコロナウイルスの関係で半年以上かかるところもあるそうです!
そのため、離婚調停をするつもりが多少でもあるならば、今からでも準備を始めておくといいと思います。
別居をしてから・離婚の話し合いを進めてからとなると、それだけ調停の開始が先延ばしになってしまいます。なるべく早く離婚をしたいのは誰しが望むことだと思うので、事前に出来ることは準備しておきましょう。
5、離婚条件を把握しておく
モラハラ夫が離婚に合意してくれても、今度は離婚の条件で折り合いがつかないという問題がでてきます。
モラハラ夫が素直に慰謝料や養育費を払うとは思えませんし、夫の優位にならないようにするためにも対策は万全にしておきましょう。
共有財産の証拠を集める
預貯金や家などの共有財産は、離婚の際に財産分与として原則2分の1ずつ分けることができます。これはあなたが専業主婦であっても変わりません。
別居してから夫に隠されてしまわないように、財産分与の可能性のあるものは出来る限り手に入れておきましょう。コピーでも大丈夫です。
養育費や慰謝料は相手の収入によって相場が決まるので、直近数ヶ月分の給与明細や源泉徴収票も手に入ると離婚調停でも話が進みやすいです。
夫が家計管理をしていてどこにあるかもわからないという場合は、所得証明書だけでも手に入れられるといいと思います。別居前であれば委任状なしでも役所で入手することができます。
離婚届不受理申出を出す
離婚届不受理申出とは、離婚届を出しても受理されないように市役所に申請をすることです。

離婚したいのにどうして?
お互いが納得した離婚条件で合意する前に、夫が勝手にあなたの名前を書いて離婚届を提出しないようにするためです。もちろんそんなことが分かれば離婚は認められないのですが、離婚届を撤回するためには裁判所での手続きが必要で、時間も労力も余分にかかってしまいます。
特に子供の親権で揉めそうな方は、夫が勝手に親権者の欄に名前を書いて離婚届を提出しないように注意が必要です。
モラハラ夫との離婚準備で気を付けること

最後に、モラハラ夫との離婚準備で気を付けたいことを解説します。
1、離婚準備を気づかれないようにする
離婚の準備が整うまでは、絶対にモラハラ夫に気づかれないようにしましょう。
モラハラ夫は執着心が強く、妻を自分の所有物だと考えています。そのため、妻が自分の意思で離婚を決めることも、自分のもとから離れていくことも許せません。
先ほども書いたように、モラハラが今以上に悪化したり家を出て行くことができないようにするなど、身の危険を感じる状況になる可能性もあります。
安全に生活できる見通しが整うまでは、離婚の意思は伝えないようにしましょう。

別居してから離婚を伝えるのがおすすめ!
2、長期戦になることを覚悟しておく
モラハラ夫と離婚をするには、長期戦になることを覚悟しておきましょう。
理由としては、離婚自体に合意してくれない場合や、離婚には合意しているけど理不尽な離婚条件を押し付けられ離婚ができないなどがあります。

私も元夫に離婚するなら俺の決めた会社で働いて、子どもの親権は5年後に譲るとかなんとかいう今書きながらも???となる条件を提示されました…
別居期間も長くなる可能性が高いので、別居中の生活費についてもしっかりと考えておきましょう。
3、離婚の意思をを強く持つ
モラハラ夫に離婚を切り出すと今までとは別人のように優しくなり、もしかしたら改心してくれるかもと淡い期待をしてしまうかもしれません。
でもそれは仮の姿。あなたが自分の支配下に戻ってくると分かればモラハラ夫さんに逆戻りです。
モラハラ夫は妻を自分の思い通りにするために無視をしたり怒鳴ったりしますが、一時的に機嫌のいいときもあります。
モラハラ夫のハネムーン期にだまされるな!【モラハラサイクルの仕組み】|バツイチ34歳からの立ち直り方
モラハラ夫の機嫌がよく、優しくなり、以前と同じように会話ができたり楽しい時間を過ごせることもあります。
そんな時期をモラハラの「ハネムーン期」と呼びます。
また、離婚の話し合いが長期化することで心身ともに疲れ、離婚は諦めた方がいいかもしれない…と気の迷いがでてくることもあるでしょう。
ですがここで諦めてしまうと、一生モラハラ夫の言いなりです。
モラハラ夫と離婚するのは大変ですが、何を言われても折れない気持ちを強く持ちましょう。

今頑張れば自由が待ってるよ!
まとめ:モラハラ夫とは離婚できないの?
あなたの夫がモラハラだったとしても必ず離婚はできます。
それが半年後か10年後かは夫次第ですが、諦めなければ必ずモラハラ夫から離れられる日はきます。

少しでも早くモラハラ夫との離婚ができるように応援しています!
本日はここまでです。お読みいただきありがとうございました。