
離婚調停ってどれくらいの期間がかかるんだろう?
離婚問題を長期化させたい人はそういないはずなので、離婚調停をするのであればなるべく早く終わらせたいと多くの人が考えると思います。
そうはいってもどのくらいの期間がかかるのか分からず、不安になっている人もいるのではないでしょうか。

私も離婚調停経験者ですが、約1年半かかってようやく成立させることができました!
原因の95%は元夫がモラハラ宇宙人で話が通じなかったことなのですが、今考えるとこうしておけばもっと早く成立させられたかも!と思うことも色々あります。
そこで今回は、
について解説していきます。

離婚調停が長引いてしまった私が経験談をふまえて解説します!
なるべく早く離婚調停を終わらせたいと考えている人や、離婚調停が長引いてきてくじけそうな方は参考にしてみてください。
離婚調停期間は平均で半年

離婚調停にかかる期間は人それぞれですが、やっぱり相場が気になりますよね。
裁判所が公表している、離婚調停を含む婚姻関係事件の司法統計(2019年度)によると、
となっています。
参照:司法統計|裁判所
これを見ると、全体の55%が半年以内に離婚調停が終了し、全体の88%は1年以内に離婚調停を終えていることが分かります。
※このデータには調停不成立や調停の取り下げも含みます。

1年半かかった私は少数派だったんですね!
離婚調停の回数で見ると、
となっています。

私は審判などもあわせて10回くらい行きました!
離婚調停は1ヶ月〜1ヶ月半の間隔で開かれることが多いですが、2〜3回程度で終わる人が多いみたいですね。

時間はかかるけど、調停回数はそこまで多くないね!
協議離婚と違い今日にでも!というわけにはいきませんが、何年もかかる人は1%未満だとわかったことで、多少なりとも離婚成立への希望が見えてきたのではないでしょうか。
離婚調停が長引く原因


平均は分かったけど私達は時間がかかりそう…
離婚調停はあくまで話し合いであるため、お互いの希望する条件や話し合いが難航するかによっては離婚調停が長期化する可能性も十分にあります。
少数派とはいえ、10人に1人は離婚調停に1年以上の期間がかかっていることも考えなければいけません。
離婚調停が長引くおもな原因として、
などの場合が挙げられます。

ひとつずつ解説していくよ!
1、一方が離婚を拒否している場合
そもそも離婚したくない!とどちらかが言っている場合、離婚調停が長引く可能性は高いです。

私も最初の頃は元夫が離婚拒否で話し合いが進みませんでした…
その中でも、浮気やDVなどといった明確な離婚理由がなく、性格の不一致などが原因である場合は、調停委員も介入しづらく長期化する可能性が高いでしょう。
裁判所の調停委員の方は、間に入り話し合いが進むように頑張ってはくれますが、離婚を強制することはできません。
そのため、「離婚する・しない」で意見が違う場合は、そもそも意見を合わせるところから始める必要があるため、必然的に離婚調停が長引く原因になるでしょう。
2、揉めている要因が多い場合
慰謝料、婚姻費用、財産分与、養育費、面会交流などなど離婚の条件で折り合いがつかない場合も、離婚調停が長引く原因になります。
揉めていないにしても、話し合うことが多ければ多いほど時間がかかってしまうのはやむを得ません。
離婚調停は他の調停との兼ね合いもあり、1回あたりの時間が2〜3時間程度に決められています。1日であれもこれも決めたいと思っていても、時間がかかってしまえば難しい場合が多いでしょう。
また、養育費であれば所得証明や給与明細、家の財産分与であれば登記事項証明書などのように書類の提出が必要なことも多いです。
そのため、書類の準備を行い次回期日に持ち越しというように回数を重ねることで、離婚調停が長引いてしまう可能性も高くなります。
3、子どものことで争っている場合
親権や面会交流といったお子さんのことで揉めている場合、裁判所の調査官という方が調停委員さんとあわせて間に入ることが多いです。
調査官は子どものことに関して、自分や相手から聞き取り調査や面談などを行い、どちらが親権をもつのにふさわしいかなどを判断した報告書を作成します。

私は自分だけでなく保育園や両親への聞き取りもありました!
子どもの親権という重大な判断が必要になるため、調査には時間がかかります。そのため調停期日が1ヶ月以上空くことも多く、離婚調停が長期化する原因のひとつになってしまいます。
また、子どもの問題はお互いに譲れないという人が多いため、話し合いが難航して時間がかかってしまうケースも多いでしょう。
離婚調停を短期間で終わらせるコツ


それでもなるべく早く離婚調停を終わらせたい!
離婚調停をできる限り短期間で終わらせるためには、
といったポイントが大切になってきます。
1、資料の用意など準備を万全にする
離婚調停で提出を求められそうな書類はあらかじめ準備しておき、すぐに出せるようにしておきましょう。書類がないことでその日は終わりになり、次回に持ち越しになってしまう場合もあります。

私も元夫が資料を提出せず、せっかく行ったのに30分で終わった日もありました…
相手の浮気や借金など離婚原因が相手にある場合、その証拠集めも忘れずにしておきましょう。市役所で取れる書類は、別居前であれば委任状なしで取得できるものが多いです。
私も最初の頃は裁判所に言われてから準備→提出となり、今思えば時間をロスしてしまっていました。
いつ何が必要かは調停委員の方の進め方にもよるのでケースバイケースですが、今後必要がありそうな書類については、あらかじめ聞いておくといいと思います。
また、相手が自分の給与明細や口座残高などの提出を拒否する可能性もあります。相手に提出が求められそうな資料も、可能な範囲で集めておけるといいでしょう。
2、妥協点をあらかじめ決めておく
お互いが譲り合わなければいつまでたっても離婚をすることはできません。
離婚調停を長引かせないためには、すべてを希望通りに望まず妥協する必要があります。

でも私ばっかり妥協してる!
確かに相手の浮気が原因で離婚する場合に、慰謝料もなしで面会交流も相手の希望通りなど、自分ばかりが合わせていては納得がいかないですよね…
相手の希望ばかりにならないためには、あらかじめ妥協点を決めておきましょう。
具体的には、「まずは慰謝料と養育費と親権を求め、相手が合意しないなら親権だけにする」もしくは「財産分与を求めないかわりに養育費は払ってもらう」というようなことになります。
妥協をすることに変わりはありませんが、どうしても譲れない条件をあらかじめ考えておくことで、相手の合意を得やすいように進めることができるでしょう。

私の場合は元夫が一切何もやらない!という姿勢で、少しずつ妥協していったのも長期化した原因のひとつだと思います。
3、調停委員を味方につける
調停委員は中立的な立場であるとされていますが、正しい意見を言う方の味方をしようと考えるのは当然のことだと思います。
一方は妥協案も言うけどもう一方は自分の希望ばかり、一方は離婚に向けて建設的な話し合いをしているけどもう一方は相手の悪口ばかり…では調停委員の感じる印象も違ってくるでしょう。

調停委員を味方につけるのは話し合いを有利に進める上でも重要!
調停委員に味方になってもらうために特別なことをする必要はなく、
などを心がけるようにしましょう。
調停委員が味方になることで自分に有利な話し合いが進められるだけでなく、なるべく早く話がまとまるように相手を説得してくれるはずです。
離婚調停の期間のまとめ
離婚調停にかかる期間は本当に人それぞれ。
ですが、長引く原因をふまえてそれに応じた対策をすることで、なるべく早く離婚調停を終わらせることは可能だと思います。

自分が納得できる離婚ができるように頑張りましょう!
本日はここまでです。お読みいただきありがとうございました。